「梅蕎麦」山形

takasare2005-10-21

 以前明と山形市に来た時は萬盛庵という老舗に入った。そこも美味しかったので裏を返したかったが、まずは調べてきた梅蕎麦を目指す。国道から駅へ向かう幅の広い道路の中程、工業高校の近くにあった。老舗の蕎麦屋らしく、間口が小さい。店先の駐車スペースに私の車は狭いようなので、裏手の駐車場を見つけた。そこも三角地でやっとのことで暖簾をくぐれた。ほぼ満席。もり蕎麦(700円)を頼む。
 十割蕎麦だけれども細い。そのせいで切れやすいのか短い蕎麦が多い。すっと啜り込むようなわけにはいかない。リズムよく食べるわけにはいかないが、そばの旨さは十分味わえる。二口三口噛むと、蕎麦特有のそして細麺特有の舌触り、香りが感じられる。すっかりはまった感のある鴨せいろを追加しようと思ったが細麺が濃厚な鴨汁に負けてしまいそうな気がしたので我慢した。蕎麦湯は、吉里吉里以来の重湯で辛目のつけだれを割って飲んだ。余韻を楽しめた。