「恵山」恵山

takasare2005-09-28

   (岩崎さんと新日本百名山 恵山に登る会)
 連日の快晴である。今日も朝のお手伝いを頼まれていたので7時20分にYAさんを迎えに行き、湯の川ダイエーの駐車場でKOさんの車に乗り換えた。快適なドライブ、45分で、恵山ツツジ公園駐車場に着いた。
参加者へのパンフ準備を手伝ったくらいで、跡は時間までぶらぶらしたり駐車場隣の食堂のおばさんの馬・鹿の話を聞いたりしていた。   
 賽の河原の駐車場へ移動し、セレモニーの後、岩崎さんの山歩きワンポイントレッスンがあった。ステップを小さく葦の裏全体への正加重で歩くことで疲れないこと、しっかり吐くことで息遣いが楽になることなどが話された。急ぎさえしなければ、自然にできるようになっている。班わけが行われ、私達は、YAさんをチーフに最後尾を歩くことになった。男ばかりになった。
 岩崎さんお話では、前のグループとは百m間隔で…だったが、登頂までそれは無理だった。すぐ追いついてしまい、一度も息苦しさや辛さを感じない登山になった。
 7〜8年前に遠足で子どもたちと登った以来だけど、登山道は相当荒れていたし、椴法華村で整備した丸太での階段や冊がボロボロになりボルトが錆びて地面に残っていた。道自体ももろいので登る人が増えれば増える程、山が削られる気がした。
 頂上ではグループごとに岩崎さんと記念撮影。私達は笹刈りメンバーで昼食をとった。岩崎さんは、女の人たちとの記念写真に応じたり、NHKの取材に応えたり飯の暇も無いようだ。下山前、ストックワークのワンポイントレッスンがあった。「登山ルートが一点確保で登れる所は一級、二点確保の所は二級、参天確保の所は三級と考えて下さい。ストックは一級の所で使います」は非常に分かりやすかった。
 岩崎さん達は、椴法華恵風へのコースで下山。私達は賽の河原の車で帰路に着いた。戸井の温泉で汗を流した。
 赤茶けた岩肌、奇岩、噴煙、硫黄臭、ガンコウランなどの高山植物。高さこそ無いが、いい山である。椴法華の銚子岬への海岸線や古武井の海岸線、海へ迫り出した感じで見る右の津軽海峡、左の噴火湾、そこに描かれる漁船の航跡…。
 下山路、私達のすぐ前を歩いていた看護士さんらしいグループが荒々しい岩肌の前で記念写真を撮りだした。中央には額に入った少年の写真を置いて。患者の少年も一緒に登山した気持ちになってほしいのだろう。彼女達の何人かは山の経験が少ない人たちのようだった。そう言う人たちにも登りやすい山であってほしい。