袴腰岳赤川ルート笹刈り

takasare2005-09-12

 9時中野ダムに先週のメンバーが鎌を持って集合した。今日で第二登山口から袴腰山頂までの笹刈りが終わる。今日はその山頂付近は雲がかかっている。9時25分第二登山口を出発した。
 先頭を歩いたがリズムが作れず、息が上がって苦しい。やっとの思いで花見処に着いて小休止。休むとすぐ回復する。山行と山行の間に一回は歩く必要があるのかもしれない。三角山までも同様に苦しかったが、その後三角山からの下りで体調が整ったのか先週刈り終った地点まではペースを落とさずに歩けた。
 下から見た時から変化無く、この辺りから山頂にかけてガスがかかっている。作業には涼しくていいが見通しが効かず作業の跡が見えない。達成感の満足度は半減せざるを得ないだろう。頂上直下の尾根部分は思った以上に笹がかぶり、たちまち刈った笹が道を覆ってしまうほどである。しかし、ガスで見えないけれど頂上が近いことは判るので昼食を忘れて鎌を振っていた。あと百mくらいになったあたりから竜胆が笹の間に紫の姿を見せ始めた。刈り取らないように周りの笹を刈り(写真)竜胆を残す楽しみも加わって気がついたら頂上だった。いつも、山の花には助けられる。12:40分。案の定刈りはらわれたばかりの山道はガスのため見えなかったが、成就感にひたりながら5人で風に走るガスの中記念写真に納まった。平日でもあり、下からは雲に隠れて8合目から上が見えないこともあり、山頂は誰もいない。
 Yaさんたちが山で亡くなった仲間のために積んだケルン付近の草刈を手伝いに行ったが、横津から袴までのルートを笹刈りした「夢」の人たちがやってくれたらしく、丁寧に刈り払われていた。以前から聞いていたが、立派なケルンだった。相当大きな石を積み上げてあり、その重さ大きさは、学大山の会の人たちの仲間を思う気持ちの大きさ重さなのだろうと思った。 
 登山口近くまで下りた林の中で「アキノギンリョウソウ」「サラシナショウマ」などを写真に収め2:55分車に戻った。帰る途中、標識を直しながらくだり、3:30笹刈り完了である。