「高橋」尾花沢

takasare2005-08-22

 今回の旅では、ポイントとなる一店である。しかしよく考えてみるとテレビからの情報であり、秋田尾去沢とまちがって、今夏の鳥海の折にでもよることができればいいなというくらいの意味での一店である。その気持ちがpm4:00という時刻の訪店になってしまった。
 交通量の多いR13沿いにある。駐車場は大きい。車は1台もないが、暖簾は下がっているし、営業中の札もある。戸を開けるとおくの小部屋のガラス越しに石臼が回っているのが見える。三回目の「ごめんください」で犬が反応し、その犬の声で店の人が出てきた。昼が忙しかったせいだろうか元気がない。案の定限定20食の十割そばはない。もり蕎麦を頼む
 大皿に盛られて出てきた蕎麦は太打ちの黒目の蕎麦。食べきれるかな?と思ったが、底のスノコがあって、厚さはそれほどでもなかった。強い蕎麦の舌ざわり、しっかりかまなければ負けてしまいそうな口に広がるそば、二口食べて「やはり苦手…」となった。
 おいしく感じなかったのは、昼使われ洗われていない食器がカウンターにつまれていたり、疲れついでに接客したりの店の構えにあるような気がする。