二日目は乳頭山を目指した。朝までの雨で滑りやすい道を悪戦苦闘しながら登った。加えて背丈以上の笹竹や木々が登路端を覆い、時にはかき分けるように登らなければならなかったし、何より視界が目の前だけという単調な登りに疲れを強いられた。 それがいっぺ…
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