父が無事帰ってきた。この時が我が家の終戦日だった。長男を失っていた。私は記憶がなく実感が希薄だが、冬至の誰もがそうであるように、両親にとっても恨み骨髄の戦争であった。父は、家を追われ、長男を殺され、自分にシベリア抑留生活を強いたソヴィエト…
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