札幌への句帳から 製紙工場の煙突だろうか、白い煙を中空に吐き出している。真っ直ぐ登っているが、ある高さまで来るとどの煙も一様に直角に折り曲げられる。寒さの所為かどうか、風の層があるのだろう。 冬空に真っ直ぐ立てぬ煙あり 未曉 冬木立の向こうに…
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