嗚呼(2)

 永田町というのは異常な世界らしい。民進党が無くなる。
 生まれた樺太豊原の家はもちろん無いし、子どもの時から就職まで暮らした4軒の家は跡形も無い。小学校と大学は姿を変えて残っているが卒業した中学校は無くなり、高校も実質的に変わってしまい建物だけで校名は残っていない。思いの深い最初の赴任校も石碑だけになっている。こんなことは当たり前である。こんな程度の所属感の喪失は誰にもあることだしとりたてて感じるほどのことも無い。だから選挙権を得てからずっと社会党民主党民進党と投票してきた投票先が無くなるくらいはたいしたことはないのだきっと。
 比例代表制ってなんなんだ!嗚呼