先日のヤンカ山は思いの外きつかった。初蝉の声も荷物のように感じるほどだった。アプローチに手こずって断念しようとした後、登山口が見つかって気持ちを立てなおしたり、Kuさんがいなかったぶん撮影タイムという休息が少なかったりのせいもあるかもしれない。山頂近くのアップダウンには気持ちさえ萎えてしまいがちだった。おまけに二日後にヤンカ山のおみやげにえらい目に合わされたりした。少し見くびっていたからかもしれない。山は山である。
    何故山になどと今更蝉重し   未曉