初めてずくめ

 朝6時から朝食休憩1時間をはさんで午前11時まで4時間。午後2時から屋根からの落雪が積もった軒下の雪にバウンドして道路に飛び散ったのを除け、ついでに新たに積もっていた雪掻きをしてしまい1時間少し。一日で5時間の雪掻きなんてことは初めてだ。
 屋根の落雪は雪が軽いうちに敷地内に落ちるので心配したことはなかったが、敷地と道路の境に積もったり積み上げた雪が異常に高くなり、落雪がそこでバウンドして道路に散らばる。そこに車を止める人もいないだろうが念のため駐車禁止の立て札を立てた。立て札を立てるなんてこれも初めてだ。
 我が家の土地は南端の地上3Mの擁壁で支えられている。その南は空き地になっているので雪掻きの雪は、ここから下へ捨てさせてもらっている。例年ならその雪の半円錐の頂上がが擁壁の高さまでやっと届いてシーズンを終わるのだが、今年はすでに擁壁を越えた。超えた部分を平らにして捨てるからいつの間にかステージ状に擁壁からせり出している状態になってしまった。普段なら空中と言われるところに立っていることになる。これもはじめてのことである
 我が家規模では「初めてずくめの大雪だ」ですまされるが、これが大規模になればいわゆる「想定外」という大惨事になるのだろう。自分の腰も含めて「初めてずくめ」のその先を心配する必要があるのかもしれない。