ニセコアンヌプリに登る。五色温泉から大石小石の登路を辿り頂上に出ると懐かしい比羅夫の第七リフトからのゲレンデが見える。
 函館での教員生活が始まり、子ども中心の生活だった頃冬はスキー三昧だった。家族で同僚でよく通った。もっとも雪が深い第七ゲレンデは斜滑降でスピードが出ると山側に転び、足を上げて方向転換をし…を繰り返すような滑りだったが
 羊蹄山の頂上が雲から顔を出すのを待って降りた。途中子ども達の一団に会った。小さな小学校の全校登山と言うことだ。いいことだ。私の個人的な考えでは運動会、学芸会と並ぶくらいの小学校で最も必要な行事だと思っている。これは、全校登山でなければならない。だから小規模校がやりやすい。逆に言うと全校登山が出来るくらいの学校規模が最も良いとも言える。例えば、お仕着せの児童会活動より高学年が目に見えて育つ。
   みんなして校歌の山を雲の嶺    未曉