2011-08-08 ■ 季語閑語 最も暑い頃突然蝉が鳴きだした。我が家の数本の木のどれかだろうか、隣の家の木か…と思うまもなくあちこちから鳴きだしてすぐ、絶え間ない一本の鳴き声となって襲ってきた。家に入っても暑さ同様網戸を通り抜けて耳に熱い。 パソコンに逃れて一時間、酒を持ってウッドデッキに出て思い出した。蝉の鳴く暑さではなくなっていた。蝉は束の間何を鳴いたのだろう。 死ぬことも生きている内蝉時雨 未曉