句会、風呂、宴会、遊び、しゃべって寝たのが1時頃か…。どうもこのメンバーは小さな引け目をともなわなければ楽しめないらしい。学生時代は「学生のくせして」だったし、今は「もう年齢のくせして」である。この楽しさを表す「たとえ」を探したが品のないものしか思い浮かばない。本分に抗う楽しさは品がない楽しみなのだろうか。そんなことはない。下品なたとえしか思い浮かばない私に品がないだけで、格別である。
 朝、目覚めたら海霧が恵風の庭のつつじを襲っていた。
  海霧深く岬の宿の遅き朝      未曉
 三階の展望露天に入る。海霧で海峡までの視界はない。
  湯気と海霧あわいの首や朝露天   未曉