2010-11-15 ■ 季語閑語 急に谷地頭温泉に行くことになった。駐車場から温泉の入り口に行くまでの間に身体が冷え切ってしまうような寒さだった。慣れてしまえばいいのだろうが、寒い。温泉脇の急坂を温かそうに身まかなった女の子が元気に登っていく。背中にピンクのランドセルを背負っている。6時、もう暗くなっている。その女の子の背景を考えてしまうがその子はとても元気に坂道を登って行く。待っている家がうかがい知れる。 雪夜景背に坂登るランドセル 未曉 湾岸道路を帰ってきた 港の灯雪影黒く降らせけり 未曉