目覚めて早朝の窓から外を見る。昨夜来の雨は小降りになっている。冷涼さを覚える。
  家繋ぐ道銀色に秋の雨       未曉
 季題「秋の声」
  招かれて蕎麦待つ窓の秋の声    未曉
   「秋の雲」
  秋の雲羊蹄山にひっかかり     未曉
   「木の実」
  香を洗ふ雨に色濃き常山木の実   未曉