七飯俳句サークルの定例句会があった。一人五句(内兼題句を含む)出句する。出席者十人に不在投句が三名で合計六十三句が出句された。各自十句を選んで誰のどの句に選が集まるかを楽しむ。もちろん自分の句が沢山の選を集めることが出来ることを願っている。十句の中に自分の句を選ぶことはできない。
 兼題は「若葉」「端午」 私は他に旅行の中で出来た句を三句出した。
 自分で最も気に入った句として雨の中尊寺で詠んだ
    五月雨を縦糸にして朝勤行    未曉
に期待していたが誰もとってくれない。何が悪いのかなぁとがっかりしていると、最後のNaさんの選に拾われた。少しほっとした。その上、その後の感想を述べ合う時にもNaさんが、私の作句の趣意通りの読みとりをしてくれていたことを知り、内心ほくそ笑んだ。