厳密に言うと初雪ではないのかもしれないが、朝、窓の外に雪景色の見えた今日のようなときが初雪と呼ぶにふさわしい。その上、出勤の要もなく雪掻きの心配もない今朝程度の雪は、暇人には鑑賞気分でゆっくり眺められる。初雪は景としても半年ぶりの視覚への刺激だし、天候としても人それぞれに今日の過ごし方を考えさせる状況の変化には違いない。
   初雪や斑模様のプロローグ    未曉
   初雪や溶けるばかりを一握り   未曉