お届け

 少しでも買いやすいようにと言うことで、函館市や近郊の人からの予約には送料はいただかなかった。と言うことは配達しなければならない。二人一組になって三組と一人で回るのが二人。函館市内、北斗市七飯町を分担して配達することになった。
 私はKu氏と組んで椴法華、南茅部七飯町を回った。椴法華だけなら22日にも行くが南茅部があったので渡島半島南東部を一回りするコースを考えて担当することになった。
 函館市内は地番表示がはっきりしているので少し探せば分かるが、市街地から離れたり、地番表示が昔のままだったりすると探しようがない。携帯でも持っていれば電話して場所も聞けるが、生憎二人とも持っていないしその上、「昔は携帯なんかなかったんだ」式の意地をはって感を頼りに探すしかない。時間のロスの多いこと多いこと。反面、椴法華や南茅部は探すよりも車での移動の方が長く、のどかな内浦湾の春を楽しみながらのドライブが出来た。
 「ご予約いただいた青雲時報縮刷版が出来たのでお届けにあがりました。」と手渡す。嬉しい瞬間であり、嬉しい春である。