2008-08-29 ■ 季語閑語 さんたろトンネルを抜けると真正面に見えるはずの恵山が海霧に沈んでいた。この辺りではガス被りという。椴法華も築港のすぐ外側に鉛色の壁があるようにしか思えない。けれど漁船は異次元に行くように壁に吸い込まれていく。 海霧静寂船影逃げるごとく消え 未曉 海霧低く苦漁に魚探のみ明し 未曉