Kudさんがわたしの俳グラ作品を額に入れて飾ってくれたという。はじめてである。そんなつもりで作品をあげたのではなく、白根葵の花殻を教えてもらい、その日初めてのマクロ撮影でそこそこ写せたので見てもらおうとしただけだった。でもうれしい。
 俳句はシンプルがいい。俳句は作ろうと思った一句を二句に分けるくらいがちょうどいい…といわれる。私も今まで人に選び取ってもらった句はそうである。でも、シンプルに作ったものは私の眼から見ると幼稚に思える。そして推敲というこねくり回しでシンプルでなくなってしまう。私の俳句がシンプルイズ幼稚なのは、結局幼稚なのであろう。それでも自分の感覚に素直にシンプルに作ろうと思い始めたときのものなのでとくにうれしい。
   踏み跡に足を合わせし雪野かな   未曉
   冬萌えや見ている吾が見られおり  未曉