袴腰・一応鎌持って

takasare2006-09-21

 前から気になっていた袴腰の笹の様子を見に行こうと言うことにした。この次の笹刈りは、人を頼み、機会を使ってやろうと言うことになっていたので、今回も様子を見ることが主眼でいつ機会を入れればいいのかを見に行くだけのはずだった。でも「目立ったものは刈れれば…」と一応鎌を持つことにした。途中の造林地は、台風の雨後のせいかきのこが目立ったがほとんどが食えないきのこでがっかりしながらも、季節の移ろいなども感じる余裕はあった。
 しかし、最初の段球面の平坦部から桜休みまでは、笹が結構込んでいて鎌を振りっぱなしで道を進むことになってしまった。9時半に登山口を出発して桜休みに着いたのが11時20分。そこからは鎌を収めて進むことにした。それでもYaさんは鎌を振っていた。一回の給水の他は今日の山行の個人的な楽しみだった、去年刈り残した「竜胆」のときだけ撮影のために停まっただけで、12時ちょうどに山頂に着いた。
 山頂で昼を食べているとお年寄りが一人横津から登ってきて、今、袴の烏帽子側でNHKがテレビ撮影をし終わったばかりと言う話をしてくれた。残念。袴腰赤川ルートの宣伝のチャンスだったのに鎌を振り過ぎて逃してしまった。
 帰りも、頂上近くの鞍部と、三角山の北の鞍部で笹が被り気味の所の被っている笹だけ…と言うことで下ったが、結局3時間もかかって、腰は痛いし、鎌は切れなくなるしくたくたで降りてきた。
 お金を持てば買い物したくなり、マッチを持てば火をつけたくなり釜を持てば鎌を振って笹を刈りたくなるものだ。笹が伸びていようがいるまいが。ピストルなど持たないことだ。教訓、鎌を持って笹の山に入らないこと。