アメダスルート

takasare2006-05-20

 16日山歩きの続き
 アメダス口からの歩きを楽しんで着いた第2登山口は車での通行が危ぶまれるほどの雪が残っていた。椴松の造林が南側に接しているため日陰となって雪解けがおそいのだろう。三角山への登山道も所々雪が残っていたが、この天気なら1〜2日で消えそうな感じだった。入り口の沢からトラバース気味の登りにはイチリンソウが咲いていた。笹が道にかぶさっていたが、雪に寝かされていたせいで、間もなくまっすぐ立てば道もすっきりするだろう。Yさんは鉈で邪魔になりそうな笹を払っている。私も出る直前までは、鎌を持ってこようと思っていたのに忘れてしまった。山菜採り用のナイフでたたくように切ったが何の足しにもならなかった。植林帯ヲ過ぎ、ジグを切っての道には、ますますイチリンソウが咲き乱れ眼にその白色が鮮やかに飛び込んでくる。眼は見たくないものを眼に入れないから白いじゅうたんのように見えるが、カメラで撮ると周りの草や笹も同じように写って、それほどでもなくなってしまうので、眼で楽しむだけにした。口では何度も群生の美しさをしゃべっていたが…。
 三角山への登りにかかる前いつも一息いれる場所にミネザクラの木がある。もしかしたら咲いているかもと思ったが、蕾は固かった。(写真)。刈り分けた道はしっかりついていたが、所々雪が覆っていてその前後は道をぬらしている。三角山はきれいに乾いていた。ゆっくり飯を食ってしまう。ほんとにいつもここはゆっくりしてしまう。もしかしたら、袴腰の頂上より居心地がいいかもしれない。
 三角山頂上の木の枝にザックを預け、乗っこした鞍部の右側の大きな雪渓に入っていく。普段は渓と笹で入っていけない場所に立つことができるのがうれしい。そしてなだらかで広い。裸の白樺がその肌を見せ、まばらな枝が遠景を透かしている。残雪の斑模様はホルスタイン烏帽子、いつも見られない角度からみているせいか、それとも春のせいか糊の効いていない袴腰。「ぶらぶら歩き」で写真に収めた。
 二週間後、袴まで行けそう。ミネザクラ咲いていそう。鎌持ってこよう。