三森山

takasare2006-05-10

 朝、西も東も北も全ての山の稜線が雲に隠れていて今日の山行は中止かな?と山谷さんからの電話を行く私宅をしながら待っていた。その内に青空が見え始め、時間になって山谷さんの車が来た。午前中は好天予報なので、雨が降る前にやってしまおうと言うことらしい。 矢別ダムから林道に入り、あと1kmの所で林道上の残雪に阻まれてしまった。登山口に着いたのが10時35分、すぐ登り始めた。いきなり直登に近い道が汗を噴出させる。刈られた笹が足の踏み込みを邪魔する。尾根に上がったら雪庇が残っていてその山側、雪と土の境界を歩いた。雪が消えて部分には葉をたたんだまま開けない小さなアイヌ葱が見える。頂上11時12分着。早速今日の目当て三森山山頂直下斜面のアイヌ葱採りに取り掛かった。
 山頂部から急斜面にかかって5mも下ると雪が残っていて、倒木の根や穂辺りのいいところが島のように地面を見せている。山谷さんが早速一つの島に丁度おいしそうな太さ大きさのアイヌ葱が群生しているところを見つけ、私にとらせてくれた。おいしそうなものだけを選んで採れる楽しさを満喫しながら手にしたレジ袋はどんどん膨らんでいく。谷に向かって右にはほとんど見られないが、左側の日当たりのいいところには必ずおがっていた。雪ノ下を見ると、待ちきれなかったのかもう大きく太くなっているが、日が当たらないためホワイトアスパラのようなアイヌ葱がびっしり雪解けを待っていた。予報どおり雨が降ってきたが
雨具をつけ、写真を撮るのも忘れて小一時間採り続けた。
 切り上げて山頂で昼を食べ、東側が高い山々を残して雲海が忍び寄ってくるのを見て(写真)本格的な降りになる前に下りることにした。登りが急斜面で苦労した分下りは速かった。登山道25分、車までの林道は15分、車に乗り込んだら雨が強まったように感じた。
 2年前のときより林道がよく整備されていた。Xトレイル、要所4WD使用で登れた。ただ、後2キロメートルくらいのところから木や笹が道路にかぶり車体をこするのが気になった。800メートル付近、北斜面の雪がなくなる頃が一番いいころなのかもしれない。
 家に着いて、雨が降っていたので仕方なく玄関で処理をした。