アメダスルート(雪)

takasare2006-04-05

 集合場所のダム駐車場はまだ雪があり、わだちがしばれて残っている。私の車でダムの上の管理棟の駐車場まで上がる。案の定除雪はそこまでで10時05分ツボ足で出発した。いつもは車で難なく過ぎてしまうダムに沿った道は歩くと結構長い。スノーモービルの影響か、雪の路面が規則的に波打っている。見た目にはきれいだが、つぼ足で歩いていると邪魔くさい。桔梗への分岐でスノーシューを履いた。それでも10〓は沈む。最後尾は踏まれた後を辿るのでそうでもないが、先頭になるとつらくて前回同様尻の贅肉が痛くなる。歩幅を狭く、ゆっくり進むことにする。スキー用のストックを使ったがリズムがとれて歩きやすい。
 ダムサイトでは鳥の声も聞こえていたが、全くの静寂空間にスノーシューのかかとの音だけである。山の中になり風もさえぎられたのか、動くものも無くなった。春の気のようなものに押さえつけられてでもいるように、雪面が落ち着いて端々が丸くなっている。春の水は流れが速い。春の気と水の流れで雪解けは日々進むのだろう。
 斜面の上方に道があるようなので、林道からはずれ斜面の林間を登ることにした。今時の山の楽しみ方である。雪は道でないところを歩かせてもらえるし、普段行けないところに行かせてもらって見られない景色を見せてもらえる楽しみである。かんたんにショートカットも楽しめる。二度目のショートカットでアメダス登山口に着いた。標識類が頭だけ出して雪に埋まっていた。(写真)二時間半の疲れを握り飯と温かいお茶で癒し、付近の林間歩きを楽しんで帰途に着いた。往路の足跡を辿る道は楽だったが、それでもセオリーどおり先頭を交代しながら歩いた。雪は腐ってしまって、抵抗が大きい。スノーシューはいつもの足癖を受け付けないのか、ダムの最奥部に辺りで来た右太ももの内側が突って歩けなくなってしまった。立つこともできなくなってきたので、スノーシューを脱いだら、うそのように痛みが無くなった。残りの500m終わりころには左足も痛くなってきたがツボで何とか歩きとおした。腰のほうは疲れや針はあるが、神経的な部分への影響はなく。何とかなりそうである。内てん筋を鍛えなきゃ…。
 帰ってからのアップル温泉でまた痛くなり、洗い場に足を伸ばしたまま体を洗うという無様を演じてしまった。