かなや「かにめし」

takasare2006-03-06

 スキー、ニセコ、帰りは「かにめし」のパターンがあって、その晩飯は「かにめし」を食うことが多い。近頃は、車で、長万部以北に行ったときもそのパターンになる。
 昨日は、奥さんが恒例の留寿都バススキーツアーの帰りに買ってきた。行く前に晩御飯は「食べちゃって」と言っていたし、ドライブインのかなやが閉まっていたり、買えないことも多いので、かにめしは期待しなかった。団体行動だし、一人のかにめしのために停車してもくれないだろう。
 晩飯を食べ終わったところに帰ってきた。奥さんは手にかにめしをぶら下げている。「やっぱり終わっちゃったの」と言いながら一人でビールのつまみに食べ始める。一昔前なら、かにめし一個くらいならいつでも腹に入るが、その食べ方が、ダイエットにもっとも悪いので、今日の昼飯にさせてもらうこととした。
 でも、もし無職の身の上でなかったら昼飯にしようなどと思わなかったろうし、夜食べないまでも、朝飯にしていただろう。無職であるがゆえに、昼飯にできる。というより、無職である私の食の思考が「昼飯中心」になっているのかもしれない。
 これからも、奥地から車で帰函するときに長万部はかにめしを意識せずには通れないだろう。新幹線だ高速だと、かにめしが食べられなくなっても、「昔、ここにかなやという店があって…」などと話すことだろう。