五目かけ蕎麦  

takasare2006-02-23

 今日は、通常の私の昼食を取り上げる。通常の意味は「他に比べて多い」程度であり毎日食べているわけではない。蕎麦はいつでもおいしく食べられるという体質と、この献立に伴う食材は常に用意されていると言う理由による。
 材料は ちくわ(一袋5本のもっとも安いものの内1本)舞茸(一袋100円の内4分の1)長ネギ(半本約30円)鳥もも肉(40円)野菜かき揚げ半分(1枚100円)乾し蕎麦(100g強)めんつゆ、醤油、酒適量である。300円かからない。
 乾麺と生蕎麦は比較すべきものではない。乾麺は乾麺である。そう思って食べると、乾麺の中でも、好き嫌いはあるし、蕎麦粉の割合も気になったりする。私が今ひいきにしている乾麺は、「新得そば」(250g230円)である。小麦粉の割合のほうが多く、もり蕎麦では美味しくないが、温かい蕎麦にすると蕎麦の風味が出てくる。乾麺独特の臭みも少ない。ダシもかつおだしとか取れないこともないが面倒だし、ロスも多い。無職男の昼食としては市販のものを美味しく安く食べる方が似合っている。私は、市販のめんつゆにいろいろな野菜を入れることで薬品臭のようなものを消してしまって食べている。
 まず大きな茹でなべと小さな鍋に湯を沸かす。葱の青い硬い部分と舞茸を小さな鍋に入れる。小鍋が沸騰したら、めんつゆと少量の醤油をいれ、酒を少し入れてうすい輪切りにしたちくわを入れる。少し甘めだが、めんつゆを私好みに変えるポイントは、長ネギと醤油だと思っている。特に長ネギを入れる前と入れた後ではぜんぜん違う。硬くて、普段あまり美味しくない葱の青い部分が無駄にならない。味が調ったところに、一回分ずつ小分けした冷凍鶏肉を入れて、火を弱くする。その内に大なべの湯が沸き、蕎麦をゆでる。蕎麦が鍋の中で踊っているのを見ながら、残りご飯をレンジで温め、買い置きの昆布の佃煮を握りこむ。椴法華手打ち海苔は、もったいないので香典返し海苔で巻く。長ネギの白い部分をスライスして小鍋に入れる。口で蕎麦の茹で具合を計って、ざるに上げ、冷水で締めて茹で汁であたためる。スーパーの惣菜売り場の野菜かき揚げ天ぷらを載せ、小鍋のかけ汁をたっぷりかけて出来上がり。15分でできる。うまい。割り箸で食う。この頃、蕎麦を減らしておにぎりをつけるようにした。豪華になった。