蝦夷松山〜雁皮山(1)

takasare2005-10-31

 前の日からなんとなく空気が不透明で景色が霞んでいる。少し陽気がいいので、春霞と同じような現象かなと思う。笹流ダムの脇から、陣川地区へ、ゴルフ場の駐車場にいる越田さんと合流、温泉の駐車場に停めて山谷さんを待つ。山谷さんも早く来たので、温泉から5〜600m離れた空き地に車を置き、9時には歩き始めた。珍しいことに先行登山者がいる。追いついて話を聞くと、小樽から夫婦で来られたとのこと。手に夏山ガイドを持っている。小山の尾根一つ向こうはゴルフ場が広がっているが、登山道はそんなことを思わせない紅葉の樹林の中、左右に石仏を並べ、深い落ち葉におおわれている。多少ぬかるんでいる所はあるが快調に歩く。昨年登った時より林道整備がすすんでいる感じがする。登山者のためではないかもしれないが、広くなり階段上のステップがきられていたり紅葉の樹間を満喫しながら歩いた。
 9時50分 分岐衣服調整ののちいよいよ登山道へかかった。笹をかった道を登ると間もなく蝦夷松山直下の岩の多い急傾斜の道になった。三点支持やロープを頼ってよじ登るようにして蝦夷松山の頂上に出た。
 間もなく小樽のご夫婦も着いて談笑しながら給水タイムをとった。「結構たいへんな登りですね」と岩のよじ登りは予想外だったらしい。暖かく気持ちのいいえぞ松山の岩の頂上を後にして雁皮を目指した。まずは石楠花岳が尾根道を塞ぐように聳えている。石楠花岳への道は、靴一つ分の幅のやせ尾根が岩で道を曲げられたり、岩そのものが道になっていたり、アップしダウンし、トラバースして進んでいた。(写真)