季語閑語

冬枯

冬枯の中来て煎茶甘きかな 未曉

初雪

初雪や軒垂れとなり音ばかり 未曉

北風

北風やしまい忘れの乾ぶ音 未曉

帰り花

帰り花老いまだ遊ぶゴルフ場 未曉

冬耕

冬耕や黒土日を入れ星を入れ 未曉

熊下り来る背負ひし山の貧しくて 未曉

古暦

書き込めぬ再検予定古暦 未曉

紅葉

手に取ればも紅葉は軽し色重し 未曉

銀杏

銀杏の臭い一緒に5時間目 未曉

初冬

初冬や葱に緑と白の間 未曉

初冬

初冬や一人横綱連敗す 未曉

重ね着

来るなら来い立ち向かわねば重ね着て 未曉

落葉

挨拶の子に薄きひげ落葉道 未曉

紅葉且つ散る

紅葉且つ散る園丁に午後休み 未曉

立冬

冬立つや乱切り野菜漬け込まれ 未曉

古暦

美しき蝦夷十二枚古暦 未曉

秋の暮

秋の暮この指誰かとーまれ 未曉

農終えて土土癒やす秋広し 未曉

紅葉

農道に収穫の秋洗われて 未曉 句帳 色褪せて句帳に紅葉吟行句 未曉

黄落

黄落の大樹に箒凭れをり 未曉

紅葉

紅葉の見晴公園を吟行した 天気雨照葉の色に飛沫きけり 未曉 敷紅葉子犬酔ふたか右左 未曉

山の襞ひとつ違えて羆と人 未曉

菰巻

菰巻かれ北限の赤松並木 未曉

行く秋

雨玻璃に白く乾きて秋や行く 未曉

新蕎麦

新蕎麦や言わずもがなの手から手へ 未曉

木の実

町民文化祭 園作品木の実あふれんばかりなり 未曉

穫り終へて癒えゆく土や秋広し 未曉

紅葉

リハビリの杖受けとめて敷紅葉 未曉

紅葉且つ散る

夜を込めて紅葉且つ散る湯谷かな 未曉

小浜菊

汐の厳陸へ向けたる小浜菊 未曉