心配された大荒れの低気圧がここ函館では穏やかに過ぎてくれたが、その一安心の深夜、義母が逝った。外はキンキンと音を立てるように凍っていたが、空には低気圧の余塵のような雲の合間に凍星が見えた。今年も後残り少ない。 数え日や母の旅路に雲間星 未曉
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