濡れ雪の触れてものみな弛みけり  未曉

春への通らなければならないステップとはいえやはりこの濡れ雪は重い。ママさんダンプが重さで前に進まない。腰のご機嫌を伺いながらの雪はねも、腰を伸ばす回数が多い。いつもは煩わしい車も今日ばかりはその都度息継ぎになる。近所の人とは「どうせすぐ溶けるからかんたんに…」と言い合いながらもいつも通りにやってしまう。「濡れ雪20センチ」誰も困らない程の雪なのに.